wowakaが死んだ
というわけでな。
俺は別にヒトリエの大ファンではないし、ボカロP時代のwowakaが好きなわけでもない。
でも、ヒトリエの『イマジナリー・モノフィクション』は人生で聴いた中でも五指に入るほど好きなアルバムだし、LiSAに提供した楽曲も何百とリピートしたし、何よりボカロPで1人で活動していたwowakaが自分のバンドを組んで成功するというそのサクセスストーリー大好きだった。
なんでよりによってwowakaなんだよ。
もっと死んでいい人間いっぱいいるだろ。
俺が死んでほしくないと思ってる人間なんてそんなにたくさんいないのに。
もっとしょうもない人間いるだろうが。俺も含めて。
発表された日の夜にこれを知って、メンバーのメッセージを見て電車で泣いてしまった。
スーツだったので、完全に「労働に心が折れた新入社員」になってた。
それでも俺とお前の毎日はいやでも続いていくので、何食わぬ顔で労働もとい新入社員研修を受け続けてたよ。
ただヒトリエは聴かなかった。何か怖かったから。
金曜日に会社が終わって、夜中の公園で大好きな『イマジナリー・モノフィクション』を聴いた。
別にいつも通りの音だった。
結局は、何も変わらず毎日が続いていく。
でも、今後もっと好きな人間が死んだら、その時俺はどうなるんでしょうね。
わかりません。何も。
破壊