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東京オリンピック-サッカー日本代表感想-

こんばんは。

 

今更な話ですが、東京オリンピックサッカー日本代表の感想を記録として雑記。

4位という成績は順当な結果であり、よくできた結果でもあり、残念な結果でもあると思う。 

書き方いろいろ迷ったけど描きやすいので各選手ごとに。

 

出番はなかったが、この年齢でJ1レギュラーGKなのは十分期待できる。

この世代は評価の高いGKが多いが、やるしかない。

 

クラブでのパフォーマンスは高かったが、それでも今大会での働きっぷりは想定以上。

たらればの話になるが、スペイン戦の最後アセンシオのシュートにファーサイドを締めていれば。

それでも十分にA代表の正GK候補。

来年に迫ったカタールW杯のGK選考は気になるところ。

W杯経験のある川島と、この谷は必須として残り1枠がどうなるか。

来月からの最終予選で谷がA代表の守護神としての立ち位置を獲得できれば、残り1枠は育成枠か。

シュミット、権田の明日はどっちだ。

 

土壇場で滑り込み代表入り。※規定変更でバックアップメンバーから正規メンバー入り。

沖ではなく彩艶が選ばれた理由も踏まえて、今大会から大きな糧を得ていて欲しい。

まずは浦和で西川とのスタメン争いから。

 

この世代のレベルではチート性能。

これがJ復帰って勘弁してくれ。

海外組が晩年にJ復帰するのはいい傾向だし、いい状態のまま帰ってきてくれるのは大きいが、それにしてもちょっと。ほぼ全盛期では。

余談だが今年1月に橋岡がシントトロイデン移籍したことがこの移籍に繋がっている気がしている。

もし橋岡が移籍してなければ神戸あたりが獲得してW酒井の両翼が実現していた可能性も。

プレーについてはもう少し右サイドの久保、堂安の攻撃をコントロールして欲しい気持ちがあったが、流石にそこまで求めるのは酷か。

 

彼もまた想定以上のパフォーマンス。

左SBとしては昨年秋の代表戦でもプレーしていたと思うが、その時は及第点レベルだった印象。(代わりに鹿島復帰した安西が散々な言われようだった気が。)

結局彼の本職はどこなのか。

クラブではCBやってるらしく、五輪代表では長らくボランチもやっていたが、攻撃面磨いて左SBメインにした方が輝くのでは?と思わせる出来。

ボランチといえば、2019年秋の五輪代表の親善試合コロンビア戦で中山の出来が批判されまくって、「ボランチ」がTwitterでトレンド入りしたんですよ。五輪代表の主将なのに。

そのせいもあり当時はOA柴崎案がまあまあ主流でした。

その時を思うと今大会の出来は本当に泣ける。

カタールW杯に向けても左SBの序列1位だが、クラブで別ポジやってる点と、攻撃面が懸念点か。

 

今大会のパーフォーマンスも文句なし。流石はオランダリーグのベストイレブンといったところ。

冨安不在の中、吉田とともにチームを救った。

ボランチもこなせる彼だが、これからA代表のスタメン奪取に向けては超える壁が大きい

CBには吉田冨安。ボランチには遠藤を筆頭に、田中碧、守田。

セルティック移籍も噂になる中、クラブではおそらく今後もフローニンゲンと同様にCBをやると思われる。

ちなみにフローニンゲンセルティックという移籍はなんとあのファンダイクと同じステップアップ。(ダイクはその後セインツ→リヴァプール

シティでのプレーはまだ現実的ではないが、プレミア上陸は見えてきた。

 

OAから主将としてボロボロになりながら奮闘。

スペイン戦後のインタビューの「メダリストになりたい」の一言に、俺は本当に泣いた。

あらゆる面においてMVPは彼以外にいない。

スペイン戦でのVAR判定によりノーファウルとなったPA内での渾身スライディングは圧巻。

昨年のユベントス戦でのロナウドへのスライディングを思い出した。

来年のW杯では笑って大会を終えて欲しい。

まずは体を休めて、セリエでの戦いに戻って欲しい。

 

 

パフォーマンスはもちろん、今後の期待値が非常に高い選手。

フロンターレで左SBに魔改造されたおかげで、キャリアの道がより開けた。

今大会では左右のサイドハーフと左SBを担当。

ポリバレント性でチームと森保監督を救った。

ネタ抜きでCBとGK以外なら全てのポジションをこなせる。

個人的には林と同じ役割を旗手に任せるのも一案だったと思う。

ただ中山同様彼の適職はどこなのか。

三笘と田中碧が海外移籍し、彼も遠からず海外移籍するとは思うが、ここは獲得する側も難しいような気が。

今後のクラブでの使われ方と活躍に期待です。

 

怪我で出遅れて期待通りの活躍はできなかった。

彼の怪我で森保監督の準備してきた采配、ターンオーバー案がほぼ使えなくなったと思われる。

近年怪我がちなのが不安だが、来年W杯で借りを返して欲しい。

 

  • DF 橋岡 大樹 シントトロイデンVV 1999/5/17 184/80 埼玉

メンバー発表前は当落線上だったが右SBのサブとして選出。

代わりにこれまで長くメンバーに入っていた菅原が選外となった。

守備力、フィジカル、CBもできると言う点で橋岡が評価されたと思われる。

A代表クラスのDFラインの中、大会前は正直力不足な印象だったが、酒井が出場停止となったニュージーランド戦ではスタメンで奮闘。

その前のフランス戦でも途中出場し、クロスで決定機を創出した。

シントトロイデンではしっかりとスタメン確保しており、酒井の後継者候補として今後に期待。

 

バックアップメンバーからの昇格組。出番はないに等しかった。

CBとしては吉田冨安板倉中山の後ろの5番手と厳しい現実。

 

同じくバックアップメンバーからの昇格組。フィールドプレーヤーの中では唯一の出番なし。

町田同様CBとしては序列が低かったが、左SBとしては中山旗手瀬古と3番手だったはず。

せっかくメンバー枠が22名に広がったこともあり、瀬古を活用して中山ボランチ起用、遠藤ターンオーバーの案もなくはなかったか。

とはいえこのチームで瀬古はザイオン、久保に次ぐ若さ。(谷と同学年)

セレッソではスタメンも取れており、貴重なSB候補として今後に期待。なおセレッソではCBの模様。

 

チームの要。A代表でもボランチ選びは「遠藤の相方を誰にするか」。

中盤を完全に支配していたが、疲労には勝てず。

疲労の残りを心配していたが、シュツットガルトでは開幕スタメン+先制ゴールをあげており、怪我さえなければ昨年同等の活躍間違いない。

 

  • MF 久保 建英 レアル マドリー 2001/6/4 173/67 神奈川

決勝トーナメントでこそ点を取れなかったが、大会を通じてチームを引っ張った。

大会前にはビジャレアルとヘタフェで散々なシーズンを送っていたことを踏まえれば十分すぎる出来か。

あんなに躍動している久保を久々に見た。

A代表では鎌田伊東南野堂安と2列目争い。

この調子のままマジョルカでも大活躍しつつ、課題の守備などを改善していけるか。

 

当落線上と思われるが、三笘相馬と共にメンバー入り。

代わりに2列目では遠藤渓太が落選。一応ブンデスでやってるのに。

基本的には久保堂安の控えとして出場。ターンオーバーとしてもう少し出番を与えてもよかったか。

目立てたのはフランス戦の前田のダメ押し点のアシストのみ。

久保同様にA代表では苛烈な2列目争いが待っている。

昨シーズンのクラブでは今ひとつ結果を残せず。

今年は結果を出し、4大リーグへのステップアップへと繋げたい。

 

  • MF 堂安 律 PSV 1998/6/16 172/70 兵庫

久保同様、決勝トーナメントではチームを勝利に導けず。

久保との連携ではイメージが合っている部分は感じさせたが、プレーしたいエリアがやや被り気味な面も。

ただA代表で鎌田や大迫とどんな攻撃を見せるかは楽しみ

ここでもまずはスタメン争い、およびクラブでの活躍から。

PSVからの移籍の噂もあるがどうなるやら。

 

名実ともにJリーグ代表として臨んだ本大会だが、結果は1ゴールのみでスタメン出場なし。

怪我によるコンディション不良はもちろんだが、チーム戦術上、三笘の確実な居場所がなかったこともまた事実。

大会後、満を持してのブライトン移籍およびベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍が発表。 

移籍前にフロンターレ以外のチームで活躍する難しさを実感できたことは大きな経験となったはず。

チーム戦術に合わせながら彼の良さを発揮する術を磨き、ブライトンで活躍する姿を見せてくれるはず。

 

三笘三好と同じく当落線上だったと思っていたが、結果的には左サイドハーフのファーストチョイスに。

守備と縦突破の攻撃は十分に通用した。

ただ何故だろう、個人的に海外移籍するイメージが持てないのはサイズのなさ故か。

完全に根拠のない私見ですが、魔改造が必要です。

 

圧巻のパフォーマンスでもあり、碧なら当然だろうというパフォーマンスでもある。

ボールを受け、ボールを狩り、前に付ける。

現行フロンターレを象徴する選手になった。

OA(と冨安)を除いた今大会のメンバーの中では、最もW杯に近い選手だろう。

大会後「サッカーを知らなすぎる」と表現した彼。

ドイツで何を学び、どう成長するかが非常に楽しみ。

 

メンバー内で唯一の既婚者+子持ち。※OAを除く

フランス戦で1ゴールも、立ち位置としてはバックアップメンバー上がりの林やサイドハーフの控えに甘んじた。

が、スピードという大きな武器があったのに使われ方がイマイチ。

A代表に向けてはスピード重視なライバルは浅野古橋、と思ったが全然別タイプな気が。

とはいえやれることを増やすなり何かないと代表は難しそう。

マリノスでの化けに期待。

 

皮肉なものだが、彼の怪我での出遅れがこのチームの運命を変えた。

大会通じて明らかにコンディションが悪そうだったため、パフォーマンスについて評価するのは酷な気もするが、交代で出てきても貢献度は低かった。

ただフランス戦では彼の攻撃からゴールが生まれたのも事実。

難しい体制からでもゴールを枠内に飛ばすFWの能力は見せた。

2019年のコパアメリカでも結果こそ出なかったが、「大器の片鱗」を見せていた。

しかしこれももはや2年前。

ここから評価を覆せるか。

 

上田の出遅れの穴を一人で埋め切ったビースト。

3月のアルゼンチン戦での先制ゴールから本大会のレギュラーまでたどり着いた。

ゴールこそ奪えなかったが、与えられたタスクは全うしたように見える。

大会後にはシントトロイデン移籍を発表。三笘同様大卒2年目での移籍となった。

シントトロイデンのチーム戦術にもよるが、前線のプレッシングを磨いて欲しいところ。

 

  • 監督 森保 一 1968/8/23 -/- 長崎

割と糾弾されがちな森保監督だが、個人的には及第点。

FW軸の上田とジョーカー想定の三笘がコンディション不良で大幅出遅れ。

更に実質OAの冨安も直前に負傷したことで、ボランチのやりくりにまで影響した。

各々の選手の奮闘があってこそだが、そんな中でも4位まで漕ぎつけたのは評価したい。

とはいえそもそものCB偏重な選手選考、試合中の戦術修正と交代策に疑問はある。

W杯に向けては選手だけでなく監督やコーチの成長も必須。

 

 

以上です。

 

 

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